なぐりがきノート

保育士。昨日より今日は素晴らしい。

黄色い目の魚/佐藤多佳子 著

読んだ本の話。

久しぶりに“早く読み進めたいけど読み終わりたくない!”と思えた本でした。

黄色い目の魚 (新潮文庫)

黄色い目の魚 (新潮文庫)


青春ものが好きな人にはたまらない内容だと思います。
登場人物に感情移入がしやすかったがために
個人的には読み進めながら胸がえぐられるような思いでした。


ほとんどの人は、過去に何かかしら縛られていると思います。
その縛りから逃げるべきなのか、立ち向かうべきなのか。それとも縛られ続けたほうが幸せなのか。
それは本人にしか分かりません。
それでも、

縛られていることがきっとあるんだ。

そのことに自分で気付くことはとても大切なのだと思います。
自分の人生を自分のものとして歩いていくために。

そこから本当の自由が見えてくるような気がします。


なんて、いろいろと考えさせらた本でした。
こういう本は10代のうちに読んでおけば良かったなぁ。