雑談力と保育力。
雑談も出来ない人に、いい仕事(保育)は出来ないと思うんです。
たとえば職場で、日常の雑談にはろくに参加しないで、
肝心な話の時にだけ急に自己主張をしてくる人がいます。
もちろん職種によってはそれでいいところもあるとは思います。
でも、保育の仕事は人と関わってなんぼの世界。保護者や子どもの気持ちを慮ってなんぼ世界です。
それなのに職員間でも互いのことを示し合わさずに、自分の世界観だけ大っぴらにするような人は個人的にあり得ないと思います。
一緒に働く仲間の気持ちも知ろうともしない人が子どもの機微に気付けるはずありませんから。
一方で雑談の時間を自己PRの時間としか思ってない人というのもいます。
しかもその自己PRってのが全然中身がない。
髪を切ったのに失敗しただとか、昨日観たのドラマはつまらなかっただとか、彼氏とどこにいっただとか。
聞かされたこっちは何と言えばいいのか分からないような話。
そんなのは雑談ですらないと思います。
雑談は確かに気楽にするコミュニケーションです。
でもコミュニケーションである以上自分の気楽さだけを考えていたら雑談なんてできません。そして気楽なコミュニケーションの中だからこそ、互いのことを知り合える有益な時間にするべきだと思いますし、そこからそれなりの本質的な内容がうまれるように互いを慮るべきだと思うんです。
少なくとも職場内での雑談はそうであるべきだと思います。(お金もらってるんだから)
そういう雑談力がある人が子どもとの日々のやりとりの中で気付きや学びを与えられるような保育が出来るんだと思います。
「いい?○○ちゃん。先生今から大切な話するからね。」
なんて、前置きをして話をすれば子どもに大事な話が伝わったら苦労しません。
兎にも角にも雑談力は大事だということです。
話がまとめられなさそうなので今日はこのへんで。