子どもの強がり“自分からは行ってやらないよ。”
夕方の出来事です。
自分以外の友達が次々とお迎えにきて、最後に自分だけが取り残されたようになってしまった男の子(4歳児)の話。
その子はひとりぼっちで保育室に残されてしまいました。
その子の表情は寂しさと、どうして僕のお父さんは迎えにこないんだという怒りが入り混じったようでした。。
少しして、ようやくその子のお父さんが玄関に入ってくるのが見えたので、保育士(私)は保育室を出てお父さんの元に行ってもいいよと促しました。
でもいっこうにその子はそこから動こうとしませす。
表情も硬いままでした。
そして、保育室にお父さんが迎えにきた瞬間に
表情が緩み、お父さんへ甘えるように足にしがみついたのです。
“僕からは行ってやらないよ。”
そんな、子どものいじらしい思いが感じられ、胸が少しだけ痛くなりました。